|  | 皆さんは、自身が「飽き性型タイプ」だと思いますか、それとも粘り強い「熱中継続型タイプ」だと思いますか? 如何でしょうか、どちらだと思いますか。
 実はこの二者択一の質問は愚問です。
 個人差はあるものの、誰しもが両方の性向を持ち合わせているのです。
 
 いくつかの例を挙げてみます。
 
 主婦の場合:
 「掃除洗濯は億劫だけど、料理をするのは好き」
 子供の場合:
 「算数は苦手だけど、国語は好きで成績も良い」
 ビジネスマンの場合:
 「毎日の仕事には身が入らないが、ゴルフには凄くはまっている」
 
 そうこうボヤキながらも、億劫で気が乗らない事柄の方も、放り出す事が出来る訳では決して無く、出来れば好きになりたいし、それなりに出来る様になりたいのでは。
 では、そんな願いは、どうすれば叶うのでしょうか?
 私は、こう分析しています。
 
 好きであったり、得意であったりする方の事柄には、「更に向上したい」との思いが存在します。
 そして、そんな事柄の方には、絶えず具体的な「目標」を掲げているのではないでしょうか。
 「次はあの料理を作ってみよう」「漢字の書き取りが下手だから練習しよう」「不得手なアプローチショットを練習しよう」等々。
 常に先の「目標」を抱いている。
 ですから、熱が入り得意になるし、更に好きになる。
 
 一方、上手く出来ない方の事柄といえば、何とかしたいとの思いは強くても、「目標」を掲げているかと言えば、どうもそうでは無い。
 只々、気が乗らず、好きにはなれず、故に得意にはなり難い。
 そこで、ここはひとつ「目標」を掲げてみる事をお勧めしたいと思います。
 
 気が向かない事柄ですから、高く難しい目標は逆効果。極々平易な目標を設定します。
 そんな目標ひとつが達成できれば、好きでなかった事柄も、ちょっとだけ嫌でなくなると思います。
 そしてまた、平易な目標を立てる。
 そんな事を繰り返す事で、何時しか好きで得意な事柄になるのではないかと、そう私は思っています。
 
 ぜひ一度、試してみてください。
 
 
 
 
 
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