「プロの技」

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01. 売ろうとするな

 敢えて申し上げる必要は無いでしょう。 営業マンは「売ってナンボ」の職種です。
ところが、そうは言っても思う様には売れないのが、営業マンにとっての最大の悩み苦しみです。

 恥ずかしながら、私が営業マンだった頃を思い出してお話し致します。
新米営業マンだった頃の私は、御多分に漏れず、売れなくて売れなくて、長きに渡って悩み苦しみ続けました。
人当たりは悪くないとの周りの人達の評価も頂き、話術にもそれなりに自信を持ち合わせていた私でした。
しかしながら、当時は決して思う様には売れない営業マンでした。

 では、何故その当時に売れなかったのか?
自身が後になって気付いた理由はこうです。

 「売ろうとしていた」
営業マンだから当たり前と思いがちですが、実は大きな思い違いなのです。
「売る」のではなく「買って頂く」が、営業マンにとっての真のミッションなのです。

 「どうしたら売れるか?」ではなく「どうしたら買って頂けるか?」です。
人当たりも悪く無く、話上手であったとしても、それは単なる「表向き」であり「上っ面」です。
売ろうとする場合のテクニックであるかもしれませんが、買って頂くための要件では無いのです。

 私は幼少の折からエンジニアになる事が将来の目標であり、幸いにもそんな職に就く事が出来たのでした。
論理性、合理性、思考力、判断力、表現力...、そんなこんなは自然と身に付いて行ったのだと思いますが、ひっくるめて表現するならば「人間力」は思うほど身に付いていなかった。
営業マンには欠かす事の出来ない最大の要素です。

 乞われて営業職に転向した事は、自信過剰の私の進路選択に関する間違いでしたが、その後への大きな学習になりました。

 さてと。 曖昧な終わり方になりますが、営業マンの時に気付いた私の経験と思いについては、この辺りに致します。
今後、もっと詳しく内容をお話して行く事になるでしょう。



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