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営業職の人にこの様なアドバイスをすると「そんな事当たり前だ!」と言われるでしょう。
しかし、本当に営業担当者は、自分が扱う商品やサービスの事を十分に理解しているのでしょうか。
意外にそうで無いケースも多いのだと私は思います。
商品やサービスのブランド力に頼っていたり、価格や料金の安さを誇ってみたり、営業対象地域での独占事業者であることに胡坐をかいていたり...。
若しもこれらに頼る販売方法に傾いているとすると、営業のプロでなくてもそこそこ売れると言う事なのです。
とても寂しく、満足感に乏しい毎日なのでは無いでしょうか。
話の切り口を少々変えたいと思います。
私はこう思います。
本物の有能なプロの営業マンや営業ウーマンとは、例えばデスクの上や引き出しに入っている、ペンやハサミや消しゴムをセールスして見なさいとの課題を与えると、すぐさまセールスして見せる事の出来る人なのです。
物それぞれが持っている特質を見抜き、セールスポイントとして相手に的確に伝える。
しかも、幾つもグダグダと並べる事はせず、最大のポインを強調し、残るひとつふたつを加えて、相手の心を引き付ける。
これがプロの営業法だと私は思っています。
さて、では実際に何を心掛ければ、この様な巧みな営業が出来るようになるのでしょうか。
それが、「商品やサービスを良く理解する」と言う事なのです。
そして、商品やサービスを良く理解するには何を心掛けなくてはならないかと申しますと、「自身の担当する商品やサービスに愛情を傾ける」と言う事です。
結構居るのでは無いでしょうか?
「飯のタネだから仕方ない」「兎に角、売るしかないから」「何とか誤魔化せて、売れているから」...。
不幸な毎日です。
どうか、一度商品やサービスをじっくりと観察し直してみて下さい。
きっと、今までとは違うセールス方法が生まれて来ると思います。 |
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